目の前に居る筈の君が 他人よりもずっと遠く感じるのは何故なのだろう。

月日は人を跡形も無い程、醜く変えてしまう。

あの日の約束を覚えてる?と君は言う。

変わってしまったのは僕の方だ。

「今も昔もたった一つ変わらない所。寂しそうに笑う所よ。きっと彼の断片が、そうさせるのね」

果てなき墓標の下に眠るかつての僕に、君は枯れた花束を手向ける。

二度と戻らぬ冬。永遠に会えない君。

タイトルとURLをコピーしました